パクチー

“もりたんぼ”といえば?

何を栽培したらよいのかさえ不透明なまま始まった農業人生でしたが、パクチー中毒な妻のリクエストや、パクチーハウス東京(現在は閉店)との出会いが重なり、何となく開始した、無農薬でのパクチー栽培。(私自身はあまり得意な味ではない。。)栽培を開始した2012年当初は、超ニッチな作物だったので、栽培マニュアルもなく、しかも無農薬となると尚更参考になる情報がなく、まさに手探り状態で栽培に挑戦していました。いざ、育ててみると、初心者にはやはり難しく、困難の連続でしたが、出来上がったパクチーは評判が良く、突然やってきたパクチーブームにも見事に乗っからせていただき、メディアにも取り上げられました。現在は、栽培作物をにんじんにシフトしたこともあり、10月〜3月までの期間限定出荷となっています。

栽培について

パクチーの栽培で特に難しいのは、発芽です。セリ科作物の特徴である、種の吸水性が低いため、播種後、発芽が揃うまでの約10日間程度は、水分を欠かしてはいけません。少しでも乾燥した時間帯があれば、発芽率は一気に低下するので、注意です。発芽後は、虫による被害はあまり気にしなくてよいですが、除草は重要です。意外と肥料も必要とするので、1,000㎡あたり窒素量8kg程度を目安に、有機肥料を施します。

背丈40cmを越えたあたりが収穫適期です。この頃が一番美味しいです。50cmを越えた頃から、とう立ち(花を咲かせ、種を残すために、芯がのびてくること)が始まります。こうなってくると品質は極端に低下。エグ味が特出し、別物になります。こうなる前に、収穫を終えてしまわなければなりません。

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