農 業

農園主:森田守(1977年7月8日、神戸市垂水区出身)(菜っ葉の日に生まれた、もりとたんぼを守るひと)

神戸、大阪、東京と場所を変え、10年ほどのグラフィックデザイナーを経て、2011年4月に有機農業の世界に飛び込みました。デザインは大好きで、仕事としてもたいへんやりがいのある業界なのですが、毎日、PCと向き合い、昼夜逆転の生活環境に限界を感じ、一念発起。モノ創りを根本から楽しもうと農業に目を向けました。「デザイン」と「農業」。モノ創りという観点では同じですが、前者は既存のものに装飾してあげる仕事。後者は存在しないものの命を育んでいく。そのものの一生を見届ける仕事。農業って究極のモノ創りではないかな?と思っています。
農業未経験の新規就農、しかも資金もほぼ0の状態から地元神戸に戻り、西区の五島農園さんにて1年間みっちり有機農業を研修。(今思えば、本当に無謀な挑戦だったと思いますが、それだけ思いきれるだけの魅力が農業にはあったのでしょう。)

2012年4月より、神戸市西区押部谷町養田地区にて独立就農。農薬を使用せず、自然の恵みをたっぷり受けて、元気に育った野菜やお米を、もっともっと世の中に広めたい!と切に願い、

栽培期間中農薬不使用

にて、日々、田畑で汗を流しています。就農当初はパクチーを主要作物として栽培していましたが、現在は、にんじん、お米を中心とした季節に応じた作物を栽培中。

2021年からは仲間と生産者グループ

を結成。主に、稲作および加工品製造、販売に力を入れています。

2023年現在、兵庫県神戸市西区押部谷町養田、和田地区にて約2.5haの田畑を耕作中。

主な販売先

六甲のめぐみスマイル阪神阪急オアシス御影店阪急オアシス本山南店イズミヤ御影店ナナファーム須磨関西よつ葉連絡会グローブガーデンナーノ西神中央店産直通販サイト「食べチョク」

就農当初は“パクチー”を栽培。空前のパクチーブームにも便乗、全国各地の飲食店様と取引をさせていただきました。営農を続けていく過程で、耕作面積の拡大があり、管理する土地の土質や労力を考慮し、末長く“無農薬栽培”を継続させていくために、パクチーの栽培規模は縮小し、現在は、にんじん、お米が主要作物となっています。その他、季節野菜も状況に応じて栽培しております。

作物の詳細は下記よりご覧いただけます。

にんじんお米ズッキーニ、パプリカ、パクチー

無農薬栽培を確立するために。

作物の美味しさと栄養価の高さの秘訣は…ずばり“炭素の質と量”です。株式会社吉良商店創業者の神谷成章が考案したオリジナル発酵施設を用いて製造した特殊肥料を使用し、無農薬かつ栄養価の高い農作物を作ることを目的にした「吉良農法」を採用しています。

超好熱菌使用 活性炭資材「キラエース」

様々なご縁の中で、色々な手段や資材を試しましたが、最も効果が高かったのが、吉良商店という会社の、キラエースという超好熱菌を使った、活性炭資材でした。
通常の炭作りは、木などの素材を、火を使って、高温処理し、炭素の密度を上げて素材のエネルギーを高めます。
実に当たり前の話です。
しかしキラエースは火を使わずに、超好熱菌という、とんでもないエネルギーを持つ、微生物の力だけで、炭にしてしまいます。
火による炭作りは、木質などの、元から炭素密度の高い素材以外は、簡単に灰になってしまう為、炭にする事ができません。
ところがキラエースは、火を使わないので、木材だけでなく様々な穀類までも炭化する事ができます。
木炭だけでなく、多様なC/N比の素材を、炭化させた、総合活性炭資材。という事なんです。
他の資材とは比べ物にならない程、守備範囲の広い資材になりますので、水のたまりやすい粘土質の土壌でも、キラエースを入れるだけで、後は全て微生物任せでも、良い塩梅に調整をしてくれます。
微生物の活動期間を伸ばしたければ量を増やすだけで良い。というまさに私達の使い方には最高の能力を持っていました。

葉面散布「若葉の里2号」

更に吉良商店には、若葉の里という、様々な微生物を配合した活性炭溶液があります。
野菜作りの盛んな地域は、押し並べて水捌けの良い土壌の地域です。
無農薬栽培でとても重要になる、”酸素”が土壌にも充分に含まれやすいという事で、土の中での様々な微生物の活動が、とても行いやすい状況になります。それは根っこが活動しやすいという事になりますので、それはそのまま健全な生育に繋がります。
粘土質土壌では、この土中環境の活性化が難しくなります。
しかしそれを大きくカバーできるのが、若葉の里という、炭素溶液の葉面散布です。
作物に直接、若葉の里をかける事で、本来は、光合成でしか作れない、炭水化物を、大きく増やせる事になります。
体内の炭水化物量が豊富になるという事は、根っこを増やす事ができる上に、根酸もタップリと分泌できるようになります。
それは、根っこが土を耕しているのと同じ状況になりますので、土中に酸素が入りやすくなり、有機物の増量と共に微生物の活性化が著しく上がります。土中環境の、微生物の活性化を確保できれば、マイナスの条件であった、粘土質の土壌が、一転してミネラルや栄養素がタップリと用意された、肥沃な土壌環境に様変りしてくれます。
キラエースとの出会いにより、私達の土壌を追い風にする事ができました。

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