無農薬での野菜栽培、しかも営農レベルでの収益を確保しようとした時、現実味が高いのが、根菜です。葉物や果菜類、すなわち地上に収穫物が存在する野菜は、どうしても虫による被害は避けられません。その点、根菜は地下にできるので、虫害のリスクは低くなります。その反面、土壌の質が非常に重要となります。環境に負荷を与えることなく、常に自然の恵みを味方につけながら、肥沃な土壌づくりに力を注ぐ有機栽培と根菜の相性は非常に良好です。水はけがよく、粘土でありながらも適度に砂が混ざったもりたんぼの土壌で元気に育ったさつまいもは、甘みが抜群に高く、焼き芋にすると芳醇な香りが漂います。冷めても美味しくお召し上がりいただけるのも大きな特徴となっております。
代表的な「なると金時」「紅はるか」「安納芋」などを栽培しております。
4月上旬ごろより畑を耕し、1,000㎡あたり、窒素量5kg程度の有機肥料(鶏糞や魚肥)を施した後、白マルチを張りながら畝を立てます。(※苗を植え付けた直後、根が活着するまでに1週間程度かかるので、それまでに苗焼けを起こさないためにも白が良いです。)
5月上旬ごろより、「さすけ」という植え付け機を使用し、30cm間隔で植え付けていきます。(植え付けるというより、挿し込んでいく感覚ですね)
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あとは、谷(通路)に生い茂ってくる雑草をこまめに刈り、雨が少ない時は、谷に水を流し込んだりといった管理をしますが、ほぼ、自然任せとなります。
9月中旬ごろより順に、トラクターに掘取機を装着し、掘り起こしていきます。
収穫後、最低2週間程度は風乾し、糖度をあげた後、みなさまの元へお届けとなります。